鉄道道路併用橋(併用軌道橋)工事☆No.01♪<前

 前回の記事に、「犬山鉄橋みたいなのかと期待したんすが、もしかしてこれで完成っすか?」とのコメントをいただきましたが、前回の記事に「あとはトラスを加工すれば、完成です」と書いたように、あれで完成ではありませんよ(苦笑。

 先週半ばから忙しかったので、作業はできませんでしたが、トユニトラック複々線幅のトラス部分は05月30日に数分作業をしました。ごらんあれ(笑。


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  路面は作業のじゃまになるので、はずしてありますが、こんな感じです。

 以下は05月31日に作業しました。その前に、ご了解いただきたいのですが、本工事は推奨できません。実際に架橋するには、橋脚などの加工が必要になります。あくまでもフロアー運転(&卓上運転)を目的としているので、本工事では橋脚加工はしていません(固定できる環境ができたら、橋脚を造ります)。

 田宮のフィールドグレイ(TAMIYA TS-78)を吹きました。


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 トラスも満足(自己マンですw)できる出来映えですが、一晩放置しておいたら、トラス部分が収縮して、シャーシが反ってしまったので、現在、矯正中です。シャーシの反りが矯正できなかった場合は、再加工しようと思っています。

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 こんな感じですが、しばらく矯正期間をおいてから、次に進みたいと思います♪
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 ボクの併用軌道への思い入れは深く、小学生の時にPECOのフレキシブルレールにプラ板を両面テープで貼り付けて、遊んでいました。

 そのうち、京浜急行電鉄の品川〜北品川間に併用軌道があったことを知り、高規格電車が悠々と併用軌道を走る姿を想像して、わくわくさせて、そのうち八ツ山橋や名古屋鉄道の犬山橋みたいな鉄道道路併用橋(併用軌道橋)をNゲージで作ってみたいと思っていました。

 ただ、固定するレイアウトを作る環境にないボクは、なかなか手を出せない事業でした。しかし、近年、関水金属(カトー)の複線トラス鉄橋(KATO #20-436)を見ていると、お座敷運転でも鉄道道路併用橋がつくれそうな気がしてきました。

 まず、鉄道道路併用橋といっても、一つの橋で鉄道と道路が単に同居するだけではなく、併用軌道にしたいと思います。これは小学生以来の夢ですから、妥協したくないと思います。これは基本テーゼとしました。

 その上で、検討してみました。本製品は複線ですが、これを1つ外せば、単線の鉄道道路併用橋を作るのは容易ですが、それだと片面だけ道路にして鉄道側はガードレールで境にする方が効率的で、併用軌道にする意味がありません。まん中に単線を通せれば、それでもよかったのですが、ユニジョイナーの都合もあるので、むずかしいと思いました。

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 そうなると、複線トラス鉄橋を複々線の幅にしちゃえば、外側2本を自動車用にして、まん中2本を併用軌道の複線にできるのではないかと。考えるよりもやっちゃおうと、平成28年05月17日に着工しました。まず、分解して線路を外しちゃいました。シャーシの端をレザーソーで切断しました。

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 ↑上が切断前、下が切断後です。切断して、厚さ1mm(0.5mm×2枚)のプラ板を挟んで、ユニトラックの複線を接続してみました。

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 接着剤で、鉄橋のシャーシとプラ板を接着し、上部面をプラ棒で補強し、1週間放置しておきました(補強の写真は用意しておりませんが、お座敷運転を考慮して、上部面のみ補強し、下部面は補強していません)。

 そして、昨日、併用道路を仮設置して、電車や自動車を置いてみました。あとはトラスを加工すれば、完成です。

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 おお、なかなかいいセーヌですね♪

プレート式簡易型併用軌道レイアウト☆No.01<前

 相変わらず、旧本店ブログ(ココログ)のアクセス数が、新本店ブログ(FC2)より依然として多いです。そして記事『プレート式簡易型併用軌道レイアウト』へのアクセスが多いです。

 何回か状況を書きましたが、もう一度確認のため、説明しますと、『併用軌道工事基本設計』同変更建築限界)とプレート式簡易型併用軌道レイアウトの記事に行き着いています。

 併用軌道工事基本設計の記事ですが、これは関水金属(KATO)のユニトラムの構成(軌道敷と道路が切り離せること)を知らなかったので、ユニトラムを使わずに、複線(V11)の直線248mm線路を使う場合の記事です。この方法については、RMMの路面電車モジュールを制作したときの応用です(RMM路面電車モジュールでは複線線路ではなく、単線2本を並べ、プラ板ではなく、津川洋行の煉瓦敷きで完成させています)。

 しかし平成26年の春にユニトラムの構成を知り、これだったらユニトラム直線軌道プレート(KATO#40-010、186mm)の左右に7mm厚の板を置けば、『併用軌道工事基本設計』の工事をしないで済むと考えたのが、『プレート式簡易型併用軌道レイアウト』の記事になります。

 『プレート式簡易型併用軌道レイアウト』は、7mm厚の板はダウ化工の樹脂工作材“ザ・スリムカット”を買って切断し、塗装も完了していました。しかし『またまたごぶさた♪』の記事にも書きましたが、諸般の事情でモノを整理せざるを得ず、残念ながらこれも廃棄してしまい、頓挫しちゃいました。

 他にもNゲージ関係の課題ややりたいことはありますが、『プレート式簡易型併用軌道レイアウト』へのアクセスが多く、中途半端な記事にアクセスしていただいて恐縮なので、優先的にUPにすることにしたのが、本記事です。

プレート式簡易型併用軌道レイアウト01

 さっそく、ホームセンターにお出かけして、ダウ化工の樹脂工作材“ザ・スリムカット”(7mm厚、幅300mm×長910mm)を2枚買って来ました。軌道が直線910mm以下の長さであれば1枚で足りますが、道路の幅やストラクチャの奥行きなどによって、必要枚数は変わってきます。(“ザ・スリムカット”はお店によっては“ザ・スリム”の商品名で販売されていることがあります

 『併用軌道工事基本設計』の車線幅員規格表の第三種第三級道路の幅は22mm(1/150)です。路肩幅員規格表の第三種第三級普通道路の路肩幅は5mmです。よって片側1車線なら27mm、2車線なら50mm(1mm加算後)の道路が必要です。(『併用軌道工事基本設計』の図面では、車線幅員は20mmとしていますが、これは第三種第一級道路の場合で、道路構造令によれば平地部で1日の計画交通量が2万台以上なので、第三種第三級道路以下で考えた方が良いようです。)

 ちなみに第三種は片側2車線クラスの、第四種は片側4車線クラスのようですから、実に堂々とした道路です。道路構造令によると一般国道と都道府県道は平坦部が第三級で、第四級は山地部なのだそうです(第一種は高速自動車国道クラスなので参考になりませんね)。

併用軌道工事基本設計(朱修正)

 ストラクチャーの奥行きが100mmとして、片側1車線(車線幅+路肩幅=27mm)を加算して127mmですから、“ザ・スリムカット”の幅300mmを半分の150mmで切断すれば余裕があります。

 実際の法律や政令などに縛られないNゲージの世界のことですから、道路構造令に拘る必要はありませんが、確保すべき道路の幅の目安にはなるかと思います。もちろん、お持ちの1/150自動車を並べてみて、決めてもよいと思います。

 それと“ザ・スリムカット”ですが、これは本当に便利です。関水金属(KATO)のユニトラムのために存在している、とすら言いたくなるほど便利です。厚さがユニトラムと同じく7mmであることもそうですが、カッターで簡単に切断できるのも利点です。一般の発泡スチロールと違って、切断しても散らかりません。

 また、カーブ部分はユニトラムを“ザ・スリムカット”に載せて線を引き、その線に沿ってカッターなどで切れば、カーブ部分の併用軌道も簡単に造ることができます。

 「だったらユニトラム路面軌道基本セットV50をそのまま使えばいいだろう」という意見もあるかと思いますが、テーブルの上に置くだけでフロア運転の感覚で併用軌道上の運転を楽しむというのが、『併用軌道工事基本設計』や『プレート式簡易型併用軌道レイアウト』の目的なので、V50をそのまま使うのは面倒なんですよね。それにあれって、ユニトラックのV1〜10と違って、1度箱から出してしまうと購入時と同じようにお片付けができないじゃないですか。

 あとV50は平成時代のデザインです。Nゲージの路面電車の多くは昭和時代の車輛なので、車輛に合わせた町並みににするには、V50をそのまま使うのは、ボク的にはどうかなと……

プレート式簡易型併用軌道レイアウト02

プレート式簡易型併用軌道レイアウト03

 さて、後は塗装するだけですが、今これだけの大きさのものを塗装できる状況にないでの、プレート式簡易型併用軌道レイアウトのお話は、これにて一旦終わりとさせていただきます。長い間、お待たせしてしまって恐縮ですが、落ち着いたら塗装したいと思います♪

※ユニトラム直線軌道プレートは複線の間にグリンマックスの島式の電車停留所(GM#46-2,#2155,#802)は設置できません。複線の間にGMの電車停留所を設置する場合は、RMM路面電車モジュール規格=ユニトラック複線規格で作るしかありません。

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併用軌道の架線柱♪
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プレート式簡易型併用軌道レイアウト☆No.01♪
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 タイトルにあるプレート式簡易型併用軌道レイアウトは、大がかりな作業をすることなく、テーブルの上で簡単に併用軌道を楽しむものです。お片付けが簡単にでき、テーブルの上で楽しむことを目的としているので、本格的なレイアウトを想像していると物足りないでしょう。フロア運転に近いと思っていただいた方がいいかもですね。

 ボクはNゲージ関係の雑誌もほとんど買いませんので知りませんでしたが、“ユニトラム直線軌道プレート”というモノが存在するんでね。いえ、ユニトラムがあることは知っていましたが、最近のNゲージの知識がないのでユニトラムの軌道は道路と一体だとばかり思っていたので、“ユニトラム直線軌道プレート”があるとは知りませんでした。こういうモノが存在するなら過去記事「併用軌道工事基本設計」「併用軌道の架線柱」は意味がなくなっちゃいます(苦笑。

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 図面(過去記事「併用軌道工事基本設計」「併用軌道の架線柱」を参照)でいうと、車道があればいいことになります。“ユニトラム直線軌道プレート”の高さが7mmです。つまりこの7mm厚の板を“ユニトラム直線軌道プレート”の左右に敷けば併用軌道は完成できちゃうんですね。

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 欲を言えば、軌道敷きも石畳敷きに交換できれば最高なんですが、面倒くさいのでユニトラム直線軌道プレートをそのまま使っちゃうことにします。ちなみ軌道敷きやセンターポール敷きは簡単に外せます。情景によってはセンターポールがあると台無しになってしまうことがあるので、関水金属(KATO)さんには石畳敷きをオプション販売してほしいところです。路面電車と言っても、MODOMOに見るように最新のLRT車輛より、昭和の車輛の方がレペトワが圧倒的に多いのが実情です。関水製品の路面電車はチビ電を除けば、広島電鉄ハノーバー電車と富山市内の電車群(3事業者色違い)しか発売されていませんしね。

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 取り敢えず実験をしてみました。「爽健美茶」2Lペットボトル6本入函の段ボールを切って2枚重ねると約7mmになるので、ユニトラム直線軌道プレートの横に置き、ストラクチャを置いてみます(目測ですが、アマゾンの函の段ボールも2枚重ねると約7mmになりそうですよ)。

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 これだったら、テーブルの上で簡単に併用軌道の電車ごっこができちゃいますね♪

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 「併用軌道工事設計の変更」の記事で部品aとeの6mm幅は9mmに変更するとしましたが、7mmに変更します。ノギスで計り直したところ、7mmあれば道床端を埋められると判断したからです。

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 さて、本題ですが、「はじめまして」に「課題は道路を跨ぐトラス架線柱を用意する」と書きました。以前併用軌道を造った時に、トミックスのトラス架線柱を継ぎ足ししたので、カトーのも簡単にできるだろうと思っていたからです。

 ところが今、カトーのラーメン架線柱を見てみたら、ちょっと厄介な構造をしているんです。写真の赤斜線ですが、架線梁の左右が斜めにトラスしているんですよ。そうすると架線梁の上にある送電線の枠(正式な名称を知らないので以下「送電線枠」)まで撤去しなければいけません。

 架線梁が一直線だとよかったのですが……送電線枠や碍子とか取っ払ってしまえば、継ぎ足しできなくもないし、取って継ぎ足ししてから付けてもいいのですが、必要とする架線柱の数が1つではないので、面倒だなと思ってみたりして

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 イマージュとしては写真のような架線柱がほしかったのです。名古屋鉄道のかつての犬山橋前後のように、普通の電車も路面を走っちゃうゾ、みたいな感じを再現したいと思っているので、ラーメン架線柱は外せないわけです。昭和31年まで京浜急行電鉄の品川・北品川間の併用軌道みたいな感じにしたいです。なのでセンタポールやコンクリーの架線柱を使う訳にもいきませんが、戦前・戦中や昭和20年代、30年代の併用軌道を造られているみなさんは架線柱はどう処理されているのでしょうか?参考にさせていただければと。

 そういうことで予定通り、カトーのラーメン架線柱を改造するしかありません。

●(車道24mm+路肩8mm)×2=64mm

●複線道床幅58mm+64mm=122mm

 つまり架線梁が122mmあれば、架線柱は路肩の外に出る計算になります。

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 カトーのラーメン架線柱の内幅が約78mm、カットして使える架線梁は約53mmなので、架線柱2つを継ぎ接ぎすれば、約131mm梁の架線柱が1つ作れる計算になりますね。

 取っ払った碍子は取り付け直さない方が無難かもしれませんね。ってことで、なかったことにしちゃいましょ♪(笑。

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